イタリアでは近年、新しい復旧技術によってルネッサンス期の名画の長年に亘る加筆や汚れを落とす事業が根気よく進められています。数々の名画がこれまでのイメージを覆すほどに描かれた当時の鮮やかな色彩を取り戻しています。オーディオを取り巻く環境もこれに良く似ています。オーディオ機器そのものをいくらグレードアップしてもどこかに少なからず残る言いようのない不満。その原因が電源の汚染にあるケースも少なくありません。最近の家庭電化製品に多く搭載されているインバータなども汚染源のひとつといえます。また、デジタル技術がオーディオ機器のメインストリームとなった現在、オーディオ機器自身が電源汚染源であることすらあります。そこで、ACOUSTIC
REVIVE、オヤイデ電気、アクロジャパンの3社ではこの問題を解消するためアイソレーショントランスの共同開発に着手しました。この3社はそれぞれに素材や電源環境に関する高度な技術を持っており、協力しあうことによって素材調達や開発期間の短縮化などに大きなメリットが期待されたのです。あるひとつの発想、「コイルボビンにノーカット鉄芯を巻き込む」というアイデアがこれまでにないトランスを完成させました。もちろんコイルをはじめ内部配線にはアクロリンクストレスフリー6N
Cu MEXCEL 2.6Ф単線を使用。これまでのアイソレーショントランスの位置づけから見ればまさに贅の極みといえますがアクロリンクの視点では至極当然のこと。コイルにノーカット鉄芯を巻くという逆転の発想によって、鉄芯有効断面を均一にすることができ磁路が短くなって、方向性珪素鋼板の鉄芯性能をフルに活用できる構造が完成しました。また、鉄芯はノーカット構造ですからギャップがありません。このため漏洩磁束が極めて少なく振動も大幅に低減化しています。さらにコイルボビンと鉄芯巻込み部の曲率が鉄芯内径と同一となっており、鉄芯特性を損なわずに鉄芯の巻込みを行うことが可能となりました。コイルボビンと鉄芯が一体構造に仕上がりますので、高い絶縁性能と精確な寸法形状を実現しています。この他、筐体などには航空レベルのアルミ合金や黄銅厚板を使用したり、カーボンファイバーや、グリーンカーボランダムおよびトルマリン粒子を採用してトランス本体などから発生する電磁波や静電気を吸収、消滅させています。またコンセントには定評あるロジウムメッキのホスピタルグレード以上の高品位パーツを使用するなど細部に亘って徹底されています。これまで単なる暗部と思われていた空間の描い込まれた物語の暗示や、生き生きとした人の肌の透明感、石や布地の質感、まるでいま、描かれたかのような色彩を取り戻したルネッサンス絵画のよう他の追従を許さない鮮明な音が甦ります。断言できるのはそれがオーディオファイルのこれからの必須アイテムであるということです。
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定格容量
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6N-NCT15II 15A/6N-NCT25II 25A |
付属品
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電源ケーブル6N-P4030PC 2m付属(オヤイデP-037,C-037付) |
外形寸法
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480mm(W)×460mm(D)×205mm(H) |
重量
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6N-NCT15II 約35kg/6N-NCT25II 約52.5kg |
入力
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100(AC) |
出力
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100V(AC)×6、117V(AC)×2 |
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6N-NCT15II:650,000円(税別)
6N-NCT25II:800,000円(税別)
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●製品の規格、仕様、及び価格は予告なく変更することがあります。ご了承ください。
●ACROLINK(R)は株式会社アクロジャパンの登録商標です。
●MEXCEL(R)は三菱電線工業株式会社の登録商標です。
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