パリ・ルーヴル美術館。その所蔵品の中でも特に優れた作品を展示するため新たに作られたのがセーヌ川の対岸にあるオルセー美術館です。ルーヴルにモナリザを残して・・・。2つの美術館が教えてくれるのは、西洋美術がなぜ極めて写実的な表現を必要としたのか、描かれる人物たちはなぜほぼ原寸大という大画面だったのか、極めて短期間に写実から解放されたのはなぜか。音楽や彫刻、思想・文学そして政治経済、宗教までを並べてみるとヨーロッパ文化圏の中で密接にリンクしていることに気がつきます。リンクしたのは青きドナウか、ラインか・・・。現代、ファッション界などの“ブランド”もそこに底流があるのかと思われます。新しい観点を日本から得た時代もありました。その日本でも歌舞伎、文楽、落語、能、浮世絵などの日本画、そして邦楽が同様にリンクしている。そういう文化の中で遊泳すること。人間として生きる最も大切な糧。それが感性を磨き、審美眼を鍛える。工業製品も必ず品質で選ばれる分野。レンズはドイツだけれども、カメラ本体はスイスやスウェーデンであり、ストロボや三脚はイタリアやフランスであったりする、そこが面白い。表面だけではないデザイン、仕立てがそこにあります。内容の外形。一周してX軸、Y軸は同じでもZ軸上の座標は高度化している。いわばスパイラル型ともいうべき一連の精華。ある問題をクリアすることで新たな問題が初めて現出する、それがある種の喜びでもあり、あるいは何かの本質への道なのかも知れない。私たちはそれを積み重ねてきました。先端技術をリンクする。決して表層的な技術ではなく、その技術を生み出した感性や精神をも含むリンク。質実剛健。ブランド名アクロリンクに込めた思いは、[真摯]です。
製品をご愛顧のお客様へ 三菱電線工業株式会社の品質データ改ざん問題について、ご心配をお掛けしておりますこと深くお詫びいたします。
|
|