アクロリンク不変のフィロソフィーは「限りなき高純度化」です。いかなる電流や信号も導体を通るのですから当然です。いわばキホンのキ。重要なのは“その先”です。室内に露出するオーディオケーブルの環境は、曲げ外力や高密度に配線されるケーブル同士の、あるいはデジタル時代の新たなノイズ成分など、過酷です。それをクリアしてピュアな電源電流の伝送を実現するパワーケーブルもまたオーディオシステムのキホンのキ。例外無しの不純物10万分の1以下のアクロリンク7NCu素線=直径0.37mmを18本、スクワランオイルを塗布しながら適切な張力下で撚り上げ、絶縁体として最上のポリオレフィンで被覆、同構造の4N導体のアース線とともに中央に電磁波吸収非磁性糸とシルク糸を配置して3芯構造とし、介在層にはタングステンとアモルファスを混合したポリオレフィンで形成。さらに“網”ではない銅箔テープで完全にシールドし高品質鉛フリーPVCでケーブル本体を仕上げています。コールドとアースを1本の芯線で兼用するのではなく各々専任構造により、フルレンジにわたってより鮮明な音像、音楽の土台を形成する低域の高解像再現、3次元に広がる豊かな響きを実現しています。
独創のアクロリンク・ストレスフリー加工 : アクロリンクのストレスフリー製品は独自の特殊焼鈍処理と高純度銅の特性により、あまりに大きな外力でない限りセルフアニール現象で組織を健全な状態に復元することを実現した世界でも唯一のケーブルです。伸線加工後の加熱処理時点で原子配列の転移は通常の4N銅に比べ1/10億のオーダーを達成、結晶粒の数も1/80〜1/100となっています。さらに電流が流れることによってエージング=セルフアニールが促進され残留歪が減少、組織が健全に回復して、より高音質化するのです。
7N Cu D.U.C.C. : Dia Ultra Crystallized Copperは、結晶粒を一般的な純銅の数十倍以上まで大きく成長させ、かつ結晶格子の方向性を揃えた素材によるオーディオ用高純度銅導体です。結晶粒は大きいほど結晶粒界(結晶と結晶の境界面)が少なくなり、音質は飛躍的に向上します。また結晶の方向性に対しては、X線照射による解析現象によりその方向性を観測して、製造工程を最適化。D.U.C.C.×アクロリンク・ストレスフリーの相乗効果で他に類を見ない「電源電流の伝送に最適な方向性」を具えた極めて優れた線材となっています。
プラグ・コネクター : アクロリンクカスタム仕上げのオヤイデ電気製パワープラグおよびIECコネクターを装着。ブレードは現在もっとも音質が良いとされるベリリウム銅に2回にわたる鏡面仕上げを施して平滑度を高めて接触面積を広くし、肉厚1.5μ銀メッキ+0.3μロジウムメッキで仕上げています。さらにシャーシにはグラスファイバー含有の高剛性高比重エンジニアリングプラスティックPBTを採用。カバーは強度と硬さに優れた肉厚ポリカーボネイト。微弱振動の減衰率が高く、高剛性により歪感が極小の高性能パーツとなっています。3P端子構造と強靭なボディコンストラクションによりホールド性能を高めています。
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