開演の時刻になると、ステージに楽員が一人、また一人と現れる。そしてほぼ全員が揃う頃合いにオーボエ奏者が、Aの音を出す。 するとその音に合わせて他の楽員がチューニングを始める。ひとつの音に合わせてオーケストラのすべての楽器が鳴り出す。今日はどんな演奏が聴けるのか。
期待に胸の高鳴る瞬間です。このAの音は440Hz(ベルリン・フィルでは443Hzが公式だそうですが)。この周波数はまた、ピアノの88ある鍵盤の低い方から49番目の周波数でもあります。 そのオクターブ上は880Hz。下は220Hz。つまり大半の楽器と音楽の主要周波数帯域は100Hzから2,000Hzほどの帯域で構成される、ということになります。
音楽が本当に美しくなるのは、これらの基音からハーモニクス成分が派生してホールに響くから、です。その残響成分が音楽に“ 美”を与えるのです。 さて、オーディオ分野に於いてはこの周波数帯はどう位置づけられているのでしょうか。マイクやアンプがフルレンジ動作であるのとは異なるのがスピーカーです。
この周波数帯域は直径20cm位から30cmほどになるウーハーユニットの受け持ち領域となっています。最も音楽の音の周波数とエナジーが集中し、激しく変化し、その上、繊細な再現能力をも求められる帯域をダイヤフラムの最も重いユニットで実は再生している、のです。
近年、ウーハーが直径16cm程度のシステムが多いのは単に住宅事情というだけではない理由があるのかもしれません。ではウーハーを理想的に鳴らすにはどうすれば良いのか。 強力なパワーアンプを用いること、です。そしてそのパワーアンプの能力を引き出すために電源伝送能力の高いパワーケーブルを起用することです。一般的な屋内配線は通常直径1.6〜2mm、周到な環境では2.6mmクラスの芯線が使われていますから、少なくとも同等以上の太さが必須です。
パワーケーブルの設計はこの基本領域をいかにハイエナジー&ハイスピード伝送するかにあります。 さらにハーモニクス領域においては極めて微小な信号の伝送をサポートするために特に導体の高純度性が求められます。新製品7N-PC6700Annversarioの目指す音楽再生フィールドは低能率の大口径ウーハーを軽々とドライブするハイエンドシステムをターゲットとしています。
導体は未だ日本でしか製造ができない超高純度銅。純度99.99999% 以上(下記分析表参照)。 D.U.C.C. 7N Cu Dia Ultra Crystallized Copperは三菱電線工業株式会社開発によるオーディオケーブル用高純度銅導体で、結晶粒を一般的な純銅の数十倍以上まで大きく成長させ、かつ結晶格子の方向性を揃えた素材です。
結晶粒は大きいほど結晶粒界(結晶と結晶の境界面)が少なくなり、信号伝送上のメリットを最大化。さらに金属の結晶の方向性も母線、伸線工程、アニール(焼鈍)などの製造工程を最適化することで揃えられています。 これに接続時などの“
曲げ”などによる外部応力によって発生することのある原子配列の乱れを自動回復するアクロリンク独自のストレスフリー加工を施し、より一層オーディオ信号の伝送に最適な独自の素材としています。 素線直径は0.37mm。これを50本づつホット側・コールド側(白/
黒)に使用。アース(緑)にはアクロリンク基準の高純度4Nを使用しています。各線とも電流の流れに沿って撚り方向を変えて適切なテンションを維持しながら高密度に撚りあげて相互干渉やノイズを回避。 そのセンターには電源ノイズ除去効果がある電磁波吸収非磁性糸と静電気を抑える効果がある自然素材・シルク糸を配置。この導体をアクロリンク独自の極めて誘電率の低い理想的な素材、高分子樹脂ポリオレフィンで被覆。
この3本の芯線は防振効果があるタングステンとアモルファスを含有したポリオレフィン製介在層によってしっかりと一体化し、更に包むように新たに制振効果を持った特殊パウダーを含有したポリオレフィン製内シースを配置。 これらのシースをNTTアドバンステクノロジ株式会社開発によるNoiseBEATRテープ(広帯域で放射ノイズ低減と外来ノイズ耐力向上の双方に同等の効果を発揮する高電磁波吸収性能を実現した磁性箔を積層した樹脂フィルム)を隙間なく巻き上げて、外付けフェライトコアに比して格段に優れた高音質化を実現しています。
その外周にはアルミマイラーテープを巻き付けて外来ノイズ低減を強化、さらに緑と黒の交織編組のUEW シールド層を形成したうえで紫外線への耐性を強化したポリウレタンで仕上げています。
導体は未だ日本でしか製造ができない超高純度銅。純度99.99999% 以上(下記分析表参照)。 D.U.C.C. 7N Cu Dia Ultra Crystallized Copperは三菱電線工業株式会社開発によるオーディオケーブル用高純度銅導体で、結晶粒を一般的な純銅の数十倍以上まで大きく成長させ、かつ結晶格子の方向性を揃えた素材です。
結晶粒は大きいほど結晶粒界(結晶と結晶の境界面)が少なくなり、信号伝送上のメリットを最大化。さらに金属の結晶の方向性も母線、伸線工程、アニール(焼鈍)などの製造工程を最適化することで揃えられています。 これに接続時などの“
曲げ”などによる外部応力によって発生することのある原子配列の乱れを自動回復するアクロリンク独自のストレスフリー加工を施し、より一層オーディオ信号の伝送に最適な独自の素材としています。 素線直径は0.37mm。これを50本づつホット側・コールド側(白/
黒)に使用。アース(緑)にはアクロリンク基準の高純度4Nを使用しています。各線とも電流の流れに沿って撚り方向を変えて適切なテンションを維持しながら高密度に撚りあげて相互干渉やノイズを回避。 そのセンターには電源ノイズ除去効果がある電磁波吸収非磁性糸と静電気を抑える効果がある自然素材・シルク糸を配置。
この導体をアクロリンク独自の極めて誘電率の低い理想的な素材、高分子樹脂ポリオレフィンで被覆。この3本の芯線は防振効果があるタングステンとアモルファスを含有したポリオレフィン製介在層によってしっかりと一体化し、更に包むように新たに制振効果を持った特殊パウダーを含有したポリオレフィン製内シースを配置。
これらのシースをNTTアドバンステクノロジ株式会社開発によるNoiseBEATRテープ(広帯域で放射ノイズ低減と外来ノイズ耐力向上の双方に同等の効果を発揮する高電磁波吸収性能を実現した磁性箔を積層した樹脂フィルム)を隙間なく巻き上げて、外付けフェライトコアに比して格段に優れた高音質化を実現しています。
その外周にはアルミマイラーテープを巻き付けて外来ノイズ低減を強化、さらに緑と黒の交織編組のUEW シールド層を形成したうえで紫外線への耐性を強化したポリウレタンで仕上げています。
そしてプラグとコネクター。システム構築に於いて音のクオリティが損なわれる最大の要因は接点です。信号劣化という最悪の事態に直結する地雷原ということもできます。 パワーケーブルにおいてもそれは同じ。材質を選び、ヒアリングを重ね、加工精度を追求し、重量配分などに試作検討を重ね、オリジナルのパーツを作る、これもアクロリンクの脈々たるコンセプト。
ブレードには特に導電性と音質に優れた特殊高純度ベリリウム銅を採用。接触面積を高めるために熟練の職人に依頼して高品位バフ仕上げを2回施したのちに、高品質超厚肉銀メッキ、さらに0.3μのロジウムメッキで仕上げています。 高音質を維持しながら接触抵抗の限りない極小化と長期にわたる耐食性、耐摩耗性を実現しています。
またブレードを支える高剛性ガラスフィラー入りPBTのシャーシ、適切な振動モードを持つ特殊樹脂をNC 旋盤で削り出して振動を分散・吸収するスリットを入れたボディ本体、アルミブロックから削り出した超重量級アルミリング、カーボンケブラーコンポジットスリーブ、そして特殊樹脂とカーボンケブラーの間に配置された真鍮を組み合わせて、大型かつ重量級のプラグおよびIECコネクターを採用しています。
アニヴェルサリオ・シリーズのノイズ対策は周囲にCPUやデジタル機器が増殖した現代では必要なアイテムです。機器へのノイズ混入を極限的に抑えてピュアな電流を伝送、結果とし てアクティブ機器本来の再生能力をフルに発揮させ、ヴェールが何枚も剥がれたかの如く透明なその音が空間にのびのびと拡散してゆく再現能力に寄与しています。
|