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製品ラインナップ
7N-P4030II 7N 三芯電源ケーブル
たったひとつの9が増えるだけで現れる別世界。1/10,000から1/100,000へ。純度10倍というだけでは計り知れないハードルがある。

7N-P4030II

製品紹介
オーディオはその音をリアルに再現することができるのか。コンサートホールを揺るがす低域の果てしないエネルギー。カギは、電力というエネルギーの伝送能力にあります。オーディオケーブルにおいては各機器へ電源を供給するパワーケーブルの能力如何にかかってきます。それは果てしない量と希有なスピードと並外れた広帯域をクリアして、さらに一層の低ノイズ特性を具えることに他なりません。現在でも、含有物を明記して事実上日本でしか入手できない真の7N-Cu導体。加えてストレスフリー(※1)処理と、方向性を揃えたD.U.C.C.(※2)という現在求めうる最上の素材、ヒアリングと長年にわたって培われたコンストラクション、シースなどの高品位素材、この日本という先端技術とそれをハイレベルで安定供給する生産設備が集積したインフラストラクチャーによって初めて実現します。また端子にはすでにハイエンドピュアオーディオの世界においてはリファレンスとなった3芯構造を採用。0.26φのストレスフリー7N-D.U.C.C.素線を100本高密度に撚り合わせてホットおよびコールド線に使用。巻き方向も逆巻きにしてSN比を高めています。また、この3本の芯線のセンターには自然素材のシルク糸と電磁波吸収非磁性糸を配して静電除去効果とノイズ吸収効果をプラス。コモンモード・ノーマルモードおよび線間のノイズ対策にも万全で、SN比の本質的な向上を実現しています。そして、もう一つの方程式、絶縁体にはアクロリンクが“発見”し最初に導入した素材、一般的なPVCに比べて約1/4の低誘電率を誇る高分子ポリオレフィンを採用、内シースにはそのポリオレフィンに新たにタングステン粉体とアモルフォスを練り込んだ素材により広帯域にわたって理想的な制振効果を実現。さらにこの外側により一層のシールド効果の向上を目指して銅箔テープを巻き付けた上で外シースにも高分子ポリオレフィンを使用して全身を仕上げています。音のデジタル化がもたらした真の果実は広大なダイナミックレンジの獲得にあるといえます。その音は技術的進化の体感となってリスニングルームに充満します。

※1:ストレスフリー:ACアウトレットから電源を供給したり機器同士を連結するケーブルでは外部応力が加わることを避けることはできません。この際、歪み欠陥と呼ばれる乱れが生じる場合があります。アクロリンク・ストレスフリー加工は独自の特殊焼鈍処理と高純度銅の特性により、あまりに大きな外部応力でない限りセルフアニール現象で組織を健全な状態に復元することを実現した世界でも唯一のケーブルです。伸線加工後の熱処理時点で原子配列の転位は通常の4N銅に比べ1/10億オーダーを達成。結晶粒の数も1/80〜1/100となっています。さらに電流が流れることによってセルフアニール現象が促進され残留歪が減少し組織が健全に回復して、より高音質化するのです。
※2:D.U.C.C. 7N Cu:Dia Ultra Crystallized Copperは三菱電線工業株式会社開発によるオーディオケーブル用高純度銅導体で、結晶粒を一般的な純銅の数十倍以上まで大きく成長させ、かつ結晶格子の方向性を揃えた素材です。結晶粒は大きいほど結晶粒界(結晶と結晶の境界面)が少なくなり、音質上のメリットは大きいのですが、金属の結晶には方向性がありこれも揃える必要がありました。X線照射による解析現象によりその方向性は観測できますが、母線、伸線工程、アニール(焼鈍)などの製造工程を最適化することで「オーディオ信号の伝送に最適な方向性」を具えた極めて優れた線材が完成したのです。
断面構造図

製品仕様
ケーブル外径 14.0φmm
導体 ホット/コールド:D.U.C.C. Stressfree7N Cu 0.26φ×100本撚り (赤×1、黒×1)
グラウンド:4N5超軟銅線 0.26φ×100本撚り(緑×1)
絶 縁 体 高分子ポリオレフィン系樹脂
シ ー ス 内シース:高分子ポリオレフィン+タングステン粉体+アモルファス
外シース:高分子ポリオレフィン系樹脂(黒)
シールド 銅箔テープ
導体抵抗 2.9mΩ/m
静電容量 13pF/m

希望小売価格
7N-P4030II 1巻/30m ¥12,000(税別)/m
代表分析値の例

Fe Ni Si Al
0.03 0.003 0.04 0.005
S Ag Na K
0.05 0.04 0.004 0.005未満
U Th H O
0.0002未満 0.0003未満 0.03未満 1.0未満
Typical Analysis(impurities) ppm/GD-MS Gas Analysis
銅の純度測定は、材質の銅の含有率を直接測定するのではなく、銅の中に含まれる不純物を測定して、不純物の使量比率を100%から差し引いた値で示しています。
グロー放電微量分析装置を使用して、数十種類に及び不純物をすべて測定し、音質に与える影響が大きい不純物成分を上記のように表示しています。
●このカタログに掲載されております製品の写真と実際の色は、印刷の関係で異なる場合がありますのでお求めの際は店頭でお確かめください。
●このカタログに掲載されております製品は、改善のため予告なしに、設計、仕様、外観、デザイン、価格等の変更を行う場合があります。
●このカタログに記載のD.U.C.C. は三菱電線工業株式会社の登録商標です。
●ACROLINK(R)は株式会社アクロジャパンの登録商標です。
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